
こんにちは。今回は、松本光司さんによる吸血鬼サバイバルホラー漫画『彼岸島』の感想を書きたいと思います。『彼岸島』は、週刊ヤングマガジンにて2002年から連載されている漫画で、現在は48巻まで発売されています。私はこの漫画にハマってしまい、全巻読破しました。この漫画は、人間と吸血鬼の壮絶な戦いを描いた作品で、迫力あるバトルシーンや感動的な人間ドラマが満載です。この記事では、『彼岸島』の魅力や内容について紹介します。この漫画を読んだことがない方も、ぜひ読んでみてください。
『彼岸島』とは?
『彼岸島』は、行方不明になった兄を捜すために彼岸島という孤島に渡った高校生の宮本明とその仲間たちが、吸血鬼に支配された島で生き残りをかけて戦うという吸血鬼サバイバルホラー漫画です。明は兄と再会するも吸血鬼になっており、吸血鬼の首領・雅と対決します。明は島から脱出することができるのか?そして雅の目的は何なのか?衝撃の展開と感動の結末が待っています。
『彼岸島』は、4部構成になっており、それぞれに見どころやテーマがあります。第一部(1巻~11巻)では、明たちが初めて彼岸島に上陸し、吸血鬼との戦闘を繰り広げます。第二部(12巻~33巻)では、明たちが島の奥地へ逃げ込み、吸血鬼の操る異形の怪物や邪鬼と戦います。第三部(最後の47日間1巻~16巻)では、明たちが本土へ帰還し、雅から47日後に日本本土にウイルスを保持した蚊を撒き散らす計画を知ります。その計画を阻止するため、明たち人間軍と雅率いる吸血鬼軍との、人類の存亡を掛けた戦いが始まります。第四部(48日後…1巻~現在)では、明たちが本土で吸血鬼と戦う中で、新たな敵や味方が登場します。
『彼岸島』の感想
『彼岸島』の感想を書く前に、私がこの漫画を読むきっかけになったことをお話しします。私は元々ホラー漫画が好きで、松本光司さんの他の作品も読んでいました。そんな中、友人から『彼岸島』を勧められました。友人は「これはすごいぞ。吸血鬼が出てくるし、バトルもすごいし、人間関係もすごいし」と熱く語ってくれました。私は興味を持ち、早速1巻を手に取りました。そして読み始めたら止まらなくなりました。この漫画は、友人が言っていた通り、すごかったです。
良かった点
まず、良かった点として挙げられるのは、やはり迫力あるバトルシーンです。吸血鬼や邪鬼との戦闘は、血しぶきや斬撃などのグラフィックがとてもリアルで、目が離せませんでした。特に印象的だったのは、明と雅との最終決戦です。明と雅はそれぞれに仲間や家族を失っており、互いに憎しみや悲しみを抱えています。その二人が全力でぶつかり合う姿は圧巻でした。明は雅に勝つことができるのか?雅はなぜ吸血鬼になったのか?その真相が明らかになるとき、私は息を呑みました。
次に、良かった点として挙げられるのは、感動的な人間ドラマです。明や仲間たちの成長や絆も素晴らしかったです。明は最初は臆病で弱気な少年でしたが、次第に勇敢で強いリーダーになっていきました。仲間たちもそれぞれに個性や過去があり、明と共に戦うことで変化していきました。特に印象的だったのは、明と兄・篤の関係です。篤は吸血鬼になってしまいましたが、明を助けるために自ら命を捨てました。その時の明の叫びは、私も涙が出そうになりました。『彼岸島』は、人間と吸血鬼の壮絶な戦いを描いた作品ですが、それ以上に人間と人間の絆や愛を描いた作品だと思います。この漫画を読んで、私は生きることや仲間との関係の大切さを改めて感じました。
他に良かった点として挙げられるのは、作品全体に貫かれているテーマです。『彼岸島』のテーマは、「生きること」だと思います。明や仲間たちは、吸血鬼に襲われたり、裏切られたり、死別したりする中で、「生きること」について様々な問いかけや答えを見つけていきます。例えば、「生きること」の意味や価値、「生きること」の喜びや苦しみ、「生きること」の選択や責任、「生きること」の目的や希望などです。『彼岸島』は、「生きること」に対する作者の深い思索やメッセージが込められている作品だと思います。この漫画を読んで、私も「生きること」について考えさせられました。
悪かった点
悪かった点として挙げられるのは、展開がやや唐突だったり、登場人物が多すぎたりすることです。『彼岸島』は長期連載の作品なので、物語が進むにつれて新しい設定やキャラクターが増えていきます。しかし、その分説明不足だったり、混乱したりすることもあります。例えば、吸血鬼の起源や秘密に関する部分は、あまり詳しく語られていません。また、登場人物も多くて覚えきれないこともあります。特に邪鬼や異形の怪物は、名前も顔も似ているので区別がつきにくいです。このような点は、読者にとって不満や疑問を残す可能性があります。
まとめ
『彼岸島』は吸血鬼サバイバルホラーの最高傑作です。衝撃の展開と感動の結末が待っています。この漫画は、人間と吸血鬼の壮絶な戦いを描いた作品ですが、それ以上に人間と人間の絆や愛を描いた作品です。また、作品全体に貫かれているテーマは、「生きること」です。この漫画を読んで、私は生きることや仲間との関係の大切さを改めて感じました。この漫画を読んだことがない方も、ぜひ読んでみてください。あなたも『彼岸島』の世界に引き込まれることでしょう。