漫画『4軍くん(仮)』感想・レビュー―大学野球の最下層からの挑戦者たちの物語

【基本情報】


作者:原作:森高夕次、漫画:末広光
ジャンル:スポーツ・青春・コメディ
あらすじ:都立高校ながらチームを東東京大会ベスト4にまで導き、“都立の星”と呼ばれた高校球児・荻島航平。彼が卒業後の進路として選んだのは神宮球場を聖地とする“都心6大学リーグ”の一つ、池袋大学だった。ところが入部初日、彼に下されたのはまさかの最下層”4軍”宣告…!?目指すは下克上!“大学野球”青春ストーリー、開幕!
出版社:集英社
掲載誌:週刊ヤングジャンプ
巻数:既刊2巻(連載中)

【感想・評価】


・4軍くん(仮)は、2022年から週刊ヤングジャンプで連載されている新鋭作品です。原作は『グラゼニ』で知られる森高夕次さん、漫画は『彼女の野性が手に負えない』の末広光さんです。

・4軍くん(仮)の魅力は、やはり「4軍」という設定にあります。池袋大学野球部は、1軍から4軍までの4つのチームに分かれており、4軍は最下層でありながらも最大人数で構成されています。4軍には、高校時代に活躍した荻島を始めとして、様々な理由で落ちぶれたり挫折したりした選手たちが集まっています。彼らは、1軍や他大学との試合に出場する権利を得るために、日々練習や内部戦に励んでいます。

・4軍くん(仮)は、ただのスポーツ漫画ではありません。4軍の選手たちは、それぞれ個性的な性格や能力や背景を持っており、読者は彼らに感情移入しやすいです。彼らは、勝利や敗北や挑戦や仲間といった様々な経験を通して、自分自身やチームメイトと向き合っていきます。4軍くん(仮)は、友情や努力や夢といったテーマを明るく楽しく描いており、読者は笑ったり泣いたりすることができます。

・4軍くん(仮)は、画力とストーリー展開、キャラクター造形によって、多くの読者を引きつける作品です。野球シーンはもちろん、キャラクター同士の掛け合いや日常シーンも満載で、飽きることがありません。4軍の選手たちの奮闘と成長に注目しながら、全巻を読み終えたときには、心に残る作品になるでしょう。

・4軍くん(仮)は、野球に詳しくない人からしたら、高校野球で甲子園や春の選抜に出て、ドラフト指名されて、高校卒業→プロ入りという流れが一般的に見えるかもしれませんが、最近だと、大学まで行って、着実に地力をつけてからプロ入りするという選手もかなり多いです。(プロ野球で活躍できなかった場合のリスクヘッジにもなりますしね)

・6大学リーグとは、現実だと、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、法政大学、立教大学の6つの大学で構成されたリーグですが、本作中では違う大学の名前になっていましたね!(主人公は池袋大学です)

・大学野球の実情については、正直私もあまり詳しくないので、大学野球のリアルを描いてくれると、野球漫画として新鮮で面白いのではないでしょうか!サッカーマンガの「アオアシ」がユースという高校生の育成年代を描いていて「変わっていて、面白いな〜」と思った感覚に似ています。

・4軍くん(仮)は、他の読者からも高い評価を得ています。Amazonや読書メーターでは、5点満点中4点以上の星をつけたレビューが多く見られます。読者からは、「キャラクターが魅力的」「ストーリーが面白い」「笑えるシーンが多い」「感動するシーンもある」「画力がすごい」「野球知識が増える」「大学野球の雰囲気が伝わる」といった感想が寄せられています。

【総合評価・おすすめ度】

– 総合評価:★★★★☆(5点満点中)
– おすすめ度:★★★★☆(5点満点中)
4軍くん(仮)は、画力とストーリー展開、キャラクター造形によって、多くの読者を引きつける作品です。野球シーンはもちろん、キャラクター同士の掛け合いや日常シーンも満載で、飽きることがありません。4軍の選手たちの奮闘と成長に注目しながら、全巻を読み終えたときには、心に残る作品になるでしょう

4軍くん(仮)は、スポーツ・青春・コメディが好きな人はもちろん、人間ドラマや感動物語が好きな人にもおすすめできる漫画です。まだ読んでいない人は、ぜひこの機会に読んでみてください。