ハラハラドキドキの必読ミステリーマンガTOP10のサムネイル画像

I.はじめに

ミステリー漫画は、読者をドキドキさせ、予想外の展開に驚かせることで知られています。そこで今回は、ハラハラドキドキの必読ミステリーマンガTOP10を紹介します。これらの作品は、推理力を鍛えながらも、物語の展開やキャラクターたちの心理描写にも惹き込まれること間違いなしです。ミステリー漫画好きは必見の記事です。

Ⅱ.必読のミステリー漫画トップ10

1.名探偵コナン

名探偵である高校生・工藤新一は、幼馴染の毛利蘭と遊園地に遊びに行く際、謎の組織の取引現場を目撃してしまう。そのことがバレ、組織の一員であるジンによって殴られ、口封じの毒薬(APTX4869)を飲まされる。薬の副作用で、新一の身体は小学1年生の姿になってしまう。

新一は隣人である阿笠博士の助言を受け、正体を隠すため江戸川コナンと名乗ることにする。蘭の父である毛利小五郎が探偵であり、謎の組織の情報が得られる可能性があると考え、彼の家に居候することになる。以降、江戸川コナンとして、持ち前の推理力と阿笠博士の開発した万能アイテムを駆使し、次々と起こる事件を解決していく。同時に、元の身体を取り戻すために謎に包まれた黒の組織の陰謀を追い求めることになる。

江戸川コナンの由来

江戸川コナンの名前は、小説家の江戸川乱歩とアーサー・コナン・ドイルからインスピレーションを受けており、作中では2人の名前を組み合わせて「江戸川コナン」と名乗ったことが語られています。一方、工藤新一の名前は、テレビドラマ『探偵物語』の主人公・工藤俊作と、作家の星新一から由来しており、作者が気に入っていた名前であったことが伺えます。キャラクターのモチーフとしては、江戸川乱歩の名作「明智小五郎シリーズ」に登場する少年探偵・小林芳雄が基となっており、少年探偵団の団長や探偵団バッジ、様々な道具を使いこなすといった共通の設定が多く存在しています。明智小五郎が名前のモチーフである毛利小五郎の元で居候している点も共通しており、原作やアニメでは「小林君」「小林少年」と呼ばれることもあります。

2023年最新映画 『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

2.ミステリと言う勿れ

男子大学生の久能整は、ある冬の日、自宅でカレーを作っていたところ、近所の公園で同級生の寒河江健が殺害された事件が起こります。その直後、警察から任意同行を求められ、大隣警察署に向かいます。しかし、署内で事件の容疑者として疑われ、厳しい取り調べを受けることになってしまいます。

だが、取り調べの途中で、整は警察署内の刑事たちの悩みを見抜き、話を脱線させながらも矛盾点を指摘していきます。刑事たちは整の言葉に振り回され、ついには悩み相談まで受けるようになってしまいます。また、事件の真犯人を見抜くことにも成功し、自分の無実を証明すると同時に事件の解決にも貢献します。

その後、整は事件の捜査協力を求められることが多くなり、自分の趣味であるカレー作りと事件解決の両立に悩むことになります。しかし、整は様々な事件に巻き込まれながらも、自分なりの推理力と観察力を駆使して事件を解決していきます。

主人公紹介

久能整(くのう ととのう)

「久能整」は、19歳の大学2年生で、天然パーマの髪や仏頂面が特徴的な探偵役の主人公です。彼は基本的に1人で行動し、好き嫌いが激しく、興味を持った人には積極的に話しかけますが、興味のない人には無視したり冷たい態度をとります。恋愛経験はないものの、犬堂我路とライカには気になっていると語っています。

「久能整」は、「常々思うんですが」という口癖で、気になることがあると相手構わず思ったことを話し出します。彼は記憶力と観察力に優れ、相手のちょっとした言葉から心理を見抜くことができます。彼の疑う視点は、事件の真相解明や悩みの解決、傷ついた人の心を救うことにつながることもあります。ただし、思い込みやソースを確かめずに話すことがあるため、注意されることもあります。

彼は達観しているように見えますが、実際には精神的には子どもっぽいところがあります。また、人の癖を真似る傾向があり、相手から煙たがられることもあります。彼には首から胸にかけて火傷のような大きな傷跡があり、人前で肌を見せたがらないトラウマがあります。父親や父権的な態度を取る人に対しては否定的な感情を持っています。

小説でもある

3. マイホームヒーロー

あらすじ

サラリーマンの鳥栖哲雄は、推理小説オタクであり、自身も50本以上の推理小説を執筆していた。ある日、娘の顔に暴力の痕跡を見つけ、娘が暴力を否定したため、彼女を守るため、彼女の彼氏が暴力を振るったことを確認するため、尾行を試みる。しかし、尾行が発覚し、哲雄は痛めつけられることになる。

その後、哲雄は娘のマンションで手がかりを探っているところに、娘の彼氏・麻取延人が訪ねてきた。哲雄は彼が娘に近づいていたのは、妻の実家の財産を奪い取るためであったことを知り、更に、麻取延人は過去に二人の女性を殺害していたことも判明する。哲雄は愕然とするが、彼が零花を殺すと電話相手に喚きだしたため、自分の命と娘の命を守るため、哲雄は麻取延人を衝動的に撲殺してしまう。

しかし、麻取延人は犯罪組織のメンバーであり、組織上層部の息子であったことから、徹底した行方探しが始まる。半グレたちは哲雄を疑い、自宅を徹底的にマークするだけでなく、盗聴器を仕掛け、さらには哲雄を拉致して尋問を行いながら、追い詰めていく。

歌仙と零花を守るため、哲雄は偽証を続けながら、半グレ実行部隊のリーダー格である青年・間島恭一を騙し、逃げ続ける。しかし、哲雄は彼らに立ち向かうことを決意し、持ち前の推理力を使い、機転を利かせて、命がけの駆け引きを繰り広げることになる。

主人公紹介

鳥栖 哲雄(とす てつお)

– 鳥栖哲雄は、サラリーマンであり、趣味で推理小説を書いている。娘の彼氏に暴力を振るわれたことをきっかけに、彼を撲殺してしまう。
– 偽装工作をして証拠を隠滅しようとするが、半グレ組織に拉致される。彼らから死体解体を強要されるなど、過酷な状況に立たされる。
– 哲雄は頭の回転が早く、緻密な計画を練って半グレを騙し逃れることに成功する。
– 彼は組織から解放された後、麻取義辰によって殺されかけるが切り抜ける。その後、警察からも疑いの目を向けられるようになり、殺人・死体損壊・死体遺棄の罪に苛まれる。
– 哲雄は逮捕を予見しており、妻・歌仙、娘・零花に影響が及ばぬよう「離婚」を決意する。自首前に離婚のサインをもらうため、零花と共に家族最後の旅として、歌仙の実家のある群馬県に車で向かう。
– しかし、車中で安元が殺害されたことを知り、告白・自首を思いとどまる。

4.金田一少年の事件簿

「金田一少年の事件簿」は、高校生の金田一一が、なぜか事件に巻き込まれ、名探偵と呼ばれた祖父譲りの推理力で事件を解決していく物語です。幼馴染の七瀬美雪などの友人や、剣持勇警部、明智健悟警視などの警察関係者と共に、事件を解決するために奔走します。

事件が起こる度に、金田一や身近な人々は悲しい思いをすることもあります。身近な人物が犯人として逮捕されたり、殺害されたりと、苦い思いも繰り返されますが、金田一は再び事件解決に全力を注いでいきます。特に、高遠遙一という殺人鬼が登場した後は、彼を宿敵と見定め、果てしない対決に身を乗り出しました。

主人公紹介

金田一一(きんだいち はじめ)

  • 金田一耕助の孫で、一人称は「俺」。
  • 私立不動高校2年生で、ミステリー研究会・演劇部に所属している。
  • 学業に対する意欲は乏しく、遅刻・早退・サボリなどの常習犯であり、成績も落第寸前だが、同高校の入学試験ではトップの成績で合格したことがある。
  • IQ180で、極めて高い推理力を持っている。
  • 頭の回転が速く、柔軟な発想力を持っている。暗号やパズル的な問題を一目で解決したり、容疑者のアリバイ表を一度見聞きするだけで覚えたりするなど、記憶力にも優れている。
  • スポーツは全く駄目だが、卓球は得意であり、50メートル走で7秒を切ることができる。
  • 明るい性格のお調子者でスケベでひねくれた面もあるが、正義感が強く、不良相手にも物怖じしない勇気がある。
  • オカルトは基本的に信じておらず、「幽霊に人を殺せない」と述べている。
  • 誕生日は8月5日で、身長は170cm、体重は58kg、血液型はB型、足のサイズは25.5cm、視力は左右とも2.0である。
  • 決め台詞は、「ジッチャンの名にかけて!」「謎はすべて解けた!!」「犯人はこの中にいる!」である。ただし、「露西亜人形殺人事件」や「金田一少年の決死行」では祖父の名ではなく、自分自身の誇りにかけている。
  • 身近な人間が犯人として逮捕されたり、殺害されたりと苦い思いも繰り返すが、再び事件解決に全力を注いでいく。また、高遠遙一との果てしない対決に身を乗り出したこともある。

スピンオフ作品

1,高遠少年の事件簿

『金田一少年の事件簿』のキャラクターである高遠遙一を主人公にしたスピンオフ作品で、彼が高校時代に巻き込まれたマジック部の殺人事件の解決に挑むストーリーです。天才マジシャンの息子である高遠遙一は、学校生活で誰にも心を開かず、退屈な毎日を過ごしていたが、マジック部で出会った仲間たちと共に、凶気の殺人事件の解決に挑みます。

2,金田一少年の1泊2日小旅行

『金田一少年の事件簿』の公式スピンオフコメディ『浪漫三重奏』が登場!祖父・金田一耕助から受け継いだ天才的推理力を持つ男子高校生の金田一はじめは、幼なじみのみゆきと「いい関係」になりたいが、旅行先で起こる殺人事件に巻き込まれ、先に進めないでいた。しかし、決意を固めてみゆきを誘い出し、小旅行に出かけるが…。天樹征丸・さとうふみや両先生も太鼓判を押す抱腹絶倒のコメディ作品。

3,明智警部の事件簿

『金田一少年の事件簿』の公式スピンオフ作品であり、警察ミステリーの究極といえる作品である。最若手の刑事である小林竜太郎は、警視庁きってのエリート警部である明智健悟とコンビを組むことになる。彼らは、万引き犯を捕まえたが、大物政治家の圧力により釈放されてしまう。しかし、明智は正義を貫くために戦う小林に協力することを決める。二人のタッグが、巨悪に立ち向かう。

4,金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿

さとうふみやの『金田一少年の事件簿』のスピンオフ作品で、金田一一が解決した事件を、犯人達の視点から描いた物語。犯人達はそれぞれ異なる動機とトリックを持っており、金田一一に見抜かれてしまった様々な事件が描かれる。

5.親愛なる僕へ殺意をこめて

あらすじ

20歳の大学生・浦島エイジはある日、同じ大学の美女・雪村京花が隣で寝ていることに気づく。エイジは京花から告白され、付き合うことになるが、数日後、エイジが15年前の女子大生連続猟奇殺人事件の犯人「殺人鬼LL」の息子であることがライターによってバラされ、周囲の人々から自分に起きたことについて指摘され始める。その後、エイジの部屋に大金と血まみれの金属バットが見つかり、女子大生が殺害される事件が起こる。

また、同じ授業を受けている無口な女子・真明寺麗から「二重人格」の疑いがあることを指摘され、麗はエイジが殺人鬼の息子である事実に立ち向かわず、逃げ続けることが取り返しのつかない大変なことを引き起こす可能性があると警告する。エイジは不安を感じ始め、このままではどうなってしまうのかと悩むことになる。

登場人物の紹介

  • 浦島 エイジ:自分が二重人格者ではないかと疑い、父親が連続猟奇殺人事件の容疑者であることを隠している。
  • B一 / 八野衣 エイジ:エイジのもう一人の人格。父の冤罪を信じて調査を進めている。
  • 雪村 京花:ミスコンテスト候補の美女。エイジの過去を受け入れて彼女になる。
  • 真明寺 麗:無口でいつも一人でいる女子大生。二重人格者の疑いを見抜き、エイジ・B一に協力する。
  • 八野衣 真:エイジの実の父親。LL事件の容疑者として追われ焼死する。
  • 柏木:エイジの親友でコンビニでアルバイトをしている。
  • 佐井 社:半グレ集団SKALLのリーダーで、LLを信奉する殺人鬼。管理売春等の犯罪を仕切っている。
  • 白菱 正人:大学教授。娘をLL事件の最後の被害者として惨殺されている。B一に協力する。
  • 浦島 亀一:小説家・テレビドラマの脚本家で、保護司として真と知り合い、エイジを育てる。
  • 浦島 乙:亀一の娘で、エイジの義姉。ひきこもり。
  • 畑中 葉子:佐井が仕切る管理売春で働く売春婦。B一に協力していたが殺される。
  • 桃井:女刑事。エイジを追う。LL事件でも真を追っていた。
  • 猿渡 敬三:桃井の上司で警視。畑葉子殺害事件を捜査する管理官。

小説版はこちら

6.テセウスの船

あらすじ

1989年に北海道の音臼村で発生した無差別毒殺事件で、容疑者とされた佐野文吾は死刑判決を受けて収監されています。2017年、文吾の息子・田村心は事件の真相を知るために奇妙な霧に包まれた音臼村を訪れ、1989年1月7日にタイムスリップします。そこで妹の佐野鈴を助けることになり、村で起こる悲劇を防ごうとしますが、歴史を変えることはできません。文吾と心は互いに疑いを持ち合いながらも、文吾の妻・佐野和子の助けで共に過ごすことになります。文吾は心が未来から来たことに気づくが、真相はまだ解明されていません。

主人公紹介

主人公・田村心は、殺人犯の息子として教師にはなれなかった。妻・由紀が亡くなった後、心は音臼小学校の跡地を訪れるが、濃い霧に包まれて1989年1月7日にタイムスリップする。過去で父・文吾が本当に殺人犯か調べるため、由紀が作ったノートを使って文吾に張り付き、無差別殺人事件を止める決意をする。文吾が三島明音を助ける様子から、心は彼が殺人犯ではないと確信する。文吾の保証で臨時教員になるが、過去の事件について話すと、文吾に追い出される。後に和解するも、再び霧に包まれ現代に戻り、2度目のタイムスリップで真犯人に刺されてしまう。

テレビドラマ

2020年1月19日から3月22日まで、TBS系「日曜劇場」で放送されたドラマ。主演は竹内涼真で、彼にとって同枠での初主演作品となった。制作は大映テレビとTBSテレビが共同で行った。

出演者

・竹内涼真・榮倉奈々・安藤政信・貫地谷しほり
・芦名星・竜星涼・せいや(霜降り明星)・今野浩喜
・仲本工事・白鳥玉季・番家天嵩・柴崎楓雅
・上野樹里(特別出演)・ユースケ・サンタマリア・六平直政
・笹野高史・麻生祐未・鈴木亮平

7.ひぐらしのなく頃に

昭和58年、東京から雛見沢村に転居した少年・前原圭一は、村で楽しく過ごしていた。ある日、同級生・竜宮レナと宝探しに行くことになり、廃棄物の山で写真家・富竹ジロウに出会う。彼からダム計画や未解決の殺人事件について聞かされ、好奇心を抑えられなくなった圭一は事件の概要を知る。その後、楽しかった日常が少しずつ狂っていく。

ひぐらしのなく頃にの登場人物

前原圭一

  • 昭和58年5月に東京から雛見沢へ引っ越してきた少年。
  • 優秀な知力を持ち、「口先の魔術師」と呼ばれるほど非常に口が達者。
  • 萌え文化にも精通しており、自称「萌えの伝道師」。
  • 好奇心旺盛な一面を持つが、それが仇となり雛見沢村の隠された真実を暴くこととなる。

北条沙都子

  • 前原圭一の下級生。
  • やや生意気で負けず嫌いな幼さの目立つ少女。
  • トラップを仕掛けることを趣味としており、人並み外れた腕前を持つ。
  • 上品なお嬢様口調で喋ろうとするも、間違った使い方をすることも多い。

園崎詩音

  • 園崎魅音の双子の妹。
  • ガサツな面が目立つ姉と違って計算高く強かな性格。
  • 前原圭一達とは違う学校に通っており、興宮にあるファミレスでアルバイトをしている。

富竹ジロウ

  • 年に数回雛見沢を訪れるフリーカメラマン。
  • 野鳥と風景画を専門にしている。
  • 純朴で人懐っこい性格であり、村人からの評価は高いが詳しい情報は殆ど知られていない。

入江京介

  • 入江診療所の医師。
  • 冷静で落ち着き払った雰囲気を持つ少年。
  • 少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督でもあり、子供達からの信頼も厚い。
  • しかし、メイドに対してはいつもの印象を変えるほどの異常なマニアックぶりを見せる。

前原伊知郎(まえばらいちろう)

  • 前原圭一の父親で、前原藍子の夫
  • 画家で、雛見沢にアトリエを構えるために引っ越してきた
  • 前原屋敷の大半は彼のアトリエ

知恵留美子(ちえるみこ)

  • 前原圭一達が通う学校の担任教師
  • 生徒たちに対する責任感が強く、有名な同人ゲーム『月姫』のキャラクター「知恵留」のパロディ
  • 容姿も似ており、声優も同じ人

前原藍子(まえばらあいこ)

  • 前原圭一の母親で、前原伊知郎の妻
  • マメな性格で、画家である夫を裏側から支える
  • 村人たちとの相性はあまり良くない

古手梨花(ふるでりか)

  • 古手神社の一人娘で、毎年の綿流し祭では巫女役を務める
  • 年齢に似合わない冷静さを持ち、一人称が「ボク」で奇妙な言葉を多用する
  • 北条沙都子と同じ家で暮らしており、行動を共にすることが多い

鷹野三四(たかのみよ)

  • 入江診療所の看護婦で、柔らかな物腰と知的な美女
  • 同時にオカルトマニアで、雛見沢村の歴史に興味を持ち研究を行う

園崎魅音(そのざきみおん)

  • 前原圭一の一学年上で、園崎詩音の双子の姉
  • クラスの委員長を務めるノリの良い姉御肌だが、勝利のために手段を選ばないところもある
  • 中年男性のようなガサツな外見と女の子らしい一面を併せ持つ
  • 雛見沢村の名家・園崎家の次期頭首

竜宮レナ(りゅうぐう レナ)

  • 前原圭一と同学年。
  • 本名は「礼奈(れいな)」だが、「レナ」と呼ばれることが多い。
  • 献身的な性格で、圭一の世話を焼いている。
  • 「かぁいい(可愛い)」ものに目がなく、自宅に持ち帰ってしまう癖がある。

大石蔵人(おおいし くらうど)

  • 雛見沢で起こる連続怪死事件を追うベテラン刑事。
  • 定年までに事件を解決しようと執念を燃やす。
  • 時に無神経に強引な調査をするため、村人たちから疎まれている。

シリーズ(読む順番)

出題編の「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」

解答編の「目明し編」「罪滅し編」「皆殺し編」「祭囃し編」で構成されている。

 

全シリーズ

  1. ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編【全2巻】
  2. ひぐらしのなく頃に 綿流し編【全2巻】
  3. ひぐらしのなく頃に 祟殺し編【全2巻】
  4. ひぐらしのなく頃に 暇潰し編【全2巻】
  5. ひぐらしのなく頃に解 目明かし編【全4巻】
  6. ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編【全4巻】
  7. ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編【全6巻】
  8. ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編【全8巻】
  9. ひぐらしのなく頃に 業
  10. ひぐらしのなく頃に 巡

ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(出題)

ひぐらしのなく頃に解 目明かし編(解答)

ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編(番外)

このように読んでいくとより「ひぐらしのなく頃に」を楽しめる読み方です

番外編もオススメ

  1. ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編【全2巻】※番外編
  2. ひぐらしのなく頃に怪 現壊し編【全1巻】※番外編
  3. ひぐらしのなく頃に 宵越し編【全2巻】※番外編
  4. ひぐらしのなく頃に 心癒し編【全1巻】※番外編
  5. ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編【全1巻】※番外編
  6. ひぐらしのなく頃に 昼壊し編【全1巻】※番外編

 

8. ROUTE END

あらすじ

物語は、高曽根市で起きた「END事件」に関わる特殊清掃会社の社員・春野太慈と、高曽根署捜査一課の五十嵐秋奈が事件の真相を追う物語です。

「END事件」とは、1か月ほど前から高曽根市で発生している謎の連続殺人事件です。犯人はターゲットを殺害後、死体を細かく切り刻んで並べ「END」の文字を作るという、極めて残虐な行為を繰り返しています。

太慈は勤務する特殊清掃会社で、事件の話題が持ちきりでした。そしてある日、太慈は「END事件」の殺害現場の清掃を担当することになります。その現場で、慎太郎という男性の死体の下の床下に、もう一体の白骨化した死体が発見されます。

太慈はこの事件をきっかけに、高曽根署捜査一課の五十嵐秋奈と知り合います。しかし、その直後から太慈の会社の社長である橘浩二と連絡が取れなくなります。さらに、捜査によると、事件が起きた小田家では8年前にも人が亡くなっており、その時は浩二が清掃を担当していました。秋奈は浩二と白骨死体に何か関係があるとにらみ、太慈と共に自宅の前で張り込むことになります。

この事件により、太慈と秋奈は徐々に親しくなっていきます。そして翌日、浩二が「END事件」の五人目の被害者として発見されます。

物語は、事件の真相を追いながら、太慈と秋奈の人間関係の変化や、過去の事件との関連性について描かれていきます。

登場人物・キャラクター

・名前:春野太慈
・年齢:28歳
・職業:特殊清掃アウン社員
・家族:春野真人(兄)、春野武人(父)、春野八千代(母)
・社内での立場:最も古株であり、社長
・容姿:前髪を目の上で切った短髪で、左目尻にほくろがある
・経歴:高校時代は金髪だった。学生時代は感情の起伏が激しく、周囲から乱暴な人物だと思われていたが、現在は冷静で落ち着いた性格になっている。八千代が自殺したことに強い憤りを覚え、自殺を嫌悪している。
・性格:落ち着いた性格だが、感情が高ぶると危険な行動に出ることがある。
・趣味:神社やお寺を巡ることが好き。
・出身校:高巣高校
・恋愛:高校時代に泰藤綾乃に思いを寄せていたが、真人に奪われていることを知らない。
・その他:五十嵐晶が自殺した部屋に住んでいたことがある。真人を非常に大切に思っており、真人が幸せになることを願っている。

・名前:五十嵐 秋奈 (いがらし あきな)
・職業:S県高曽根署の警察官
・階級:巡査部長
・容姿:黒のストレートロングヘアで、前髪を目の上で切りそろえている。筋肉質で腕っぷしも強く、身体能力が非常に高い。細く見えるが、実は体型は引き締まっている。
・性格:まじめでクールな性格。
・経歴:生まれてすぐに捨てられ、孤児として児童養護施設で育った。拾われた際に、五十嵐晶と姉弟として扱われた。晶が自殺したことで苦しんでいる。
・出会い:小田慎太郎の捜査をきっかけに、春野太慈と出会う。
・恋愛関係:太慈に思いを寄せているが、自分たちは交際すべきではないと考えているため、老後に独身であったら交際することを約束した。

・名前:不明(橘浩二、仮面の男、拓海、川上と名乗る)
・職業:特殊清掃 アウンの社長
・容姿:前髪を上げて額を全開にした撫で付け髪に眼鏡を掛けている。細身の体型で頰がこけている。
・性格:穏やかで頼りになる。何事にも動じることがない。
・能力:死ぬたびに新しい体を得て生き返ることができる。新しい体では同じ容姿で生まれ、前の人間の記憶を持ち越す。
・経歴:何度も生き返っており、「橘浩二」として暮らしていたが、春野真人に殺害された。真人には夢であると言い聞かせたが、真人に殺されたばかりの体と新しく生まれた体が同時に存在していることを見られ、殺された。
・出会い:春野太慈がアウンに就職したことで、真人と再会した。
・「END事件」に関わる:四人目、七人目の被害者として殺害される。また、仮面の男として春野家に向かい、真人に警告する。
・最後は「川上」と名乗って江崎連理を殺害し、「END事件」を完全に解決させて姿を消した。

・名前:加藤臣
・職業:特殊清掃 アウンの清掃員
・容姿:顎ひげを生やしたツーブロックヘアで、前髪を上げて額を全開にしている。
・家族:妻の加藤美夏、長女の真帆、長男の歩。三人を交通事故で失う。
・性格:精神的に不安定で、性的なことを受けつけなくなる。
・恋愛関係:柳女優香と交際している。
・経歴:福島寿洋の会社で働いていたが解雇され、優香と共にアウンに就職。境遇を知り、現場で優香と関係を繰り返すようになる。
・自殺:江崎連理のカウンセリングを受けるが、自殺教唆されて精神的に追い詰められ、自殺する。その後、「END事件」の六人目の被害者として発見されるが、実際には春野真人によってそう見せかけられただけであった。

 

9. ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ

あらすじ

小学生だった龍崎イクオと段野竜哉は、一番大切な人である柏葉結子を何者かに殺されてしまう。犯人の後ろ姿を目撃するが、証言を脅されて事件は迷宮入りとなる。15年後、イクオは復讐のために警察官となり、竜哉は事件の真相を探るためにヤクザの松尾組の組員となり、結子の死の真相を追う。

主人公紹介

龍崎イクオ(りゅうざき イクオ)

  • 新宿第二警察署刑事課を経て、警視庁捜査一課に派遣され、後に警務部監察官へ。その後、警備部へ異動となり、北川喜一郎警視総監のSPに任命される。
  • 階級は巡査部長。
  • 15年前の事件の全貌を暴くという目的を隠すため、間の抜けた言動を取る冴えない警官を演じているが、検挙率は署内でNo.1。
  • 運動神経がゼロだと偽っているが、実際は常人離れした運動能力を有している。
  • 性格は基本的に優しく仲間思いで、犯罪被害者にも親身になって接する。その反面、凶悪犯や悪徳権力者など自分の許せない人物に対しては容赦がない。
  • 国家権力などによって犯人が法の裁きを逃れた時には犯人を躊躇なく射殺することもあるなど、目的のためには手段を選ばない極端な二面性を持っている。
  • 頭痛に苛まれトランス状態(変性意識状態 / Altered state of consciousness の一種)に陥って残忍性と恐るべき戦闘力を発揮し、正気に戻ると幼いころの記憶が少しずつ蘇るようになる。
  • 幾度目かの記憶の再生により、柏葉結子が涙を流しながら自身に銃口を向け殺そうとしたこと、憎むべき敵である「金時計の男」に手を引かれて初めて「まほろば」に来た日のことなどなどの記憶が戻り、混乱してしまう。
  • 結子の遺品でもある2頭の龍のウロボロスを象ったペンダントを所持している。

段野竜哉(だんの たつや)もう1人の主人公。

  • 松尾組の若頭で、喫煙者(ヘビースモーカー)である。
  • 背中に2頭の龍のウロボロスの入れ墨を入れている。
  • 初恋の人である結子先生を殺した実行犯に関する情報を掴むため、裏社会に入った。
  • 幼馴染であるイクオの担当事件を調査し、彼の検挙率アップに貢献する一方、イクオからは暴力団関係の摘発情報を流してもらっている。
  • 性格は常に冷静で思慮深く、シビアで打算的である。
  • 自身の復讐以外には強い関心を示すことは少ないが、イクオをサポートするために自ら積極的に動いて協力を惜しまない。
  • 容姿端麗で頭もキレるため、男女問わず交友関係が広く、極道入りしてからはインテリヤクザとして頭角を現した。
  • 運動神経は人並み以上のものを持っているが、戦闘のプロフェッショナルに対しては苦戦することが多く、度々負傷している。
  • 第2部より我孫子会の直参へと異例の出世を果たし、段野組を結成する。
  • 聖隊との直接対決の際、イクオを庇って海に転落し行方不明になるが、後に助け出されて一命は取り留めた。
  • その後は別の場所へ密かに匿われていたが、転落時のショックで記憶障害に陥り、イクオのことのみを忘れてしまった。

10. 約束のネバーランド

あらすじ

孤児たちが暮らす「グレイス=フィールド(GF)ハウス」で、ママことイザベラに育てられ、6歳から12歳までに里親の元へ送られるために特殊な勉強をしていた孤児たち。しかし、ある日コニーが置き忘れた人形を届けに行ったエマとノーマンは、門で孤児たちが食肉として出荷される瞬間を目撃する。そこで彼らは、レイ、ドン、ギルダとともにGF脱獄計画を始め、GFが人間飼育場であることを知る。しかし、イザベラのスパイだったレイが発覚し、シスターが監視員として送り込まれるなど、様々な障害があった。最終的にノーマンの出荷が告げられ、彼は残される子供たちの脱獄に支障が出ることを恐れ、発信器を生かしたまま下見を強行した後、出荷される。レイが火事を起こして脱出口である橋に集中している警備を引きつけ、エマたちは年少児を任せ、皆でGFを脱獄することに成功する。

主人公紹介

エマは、「約束のネバーランド」の主人公で、孤児院で暮らす11歳の女の子です。彼女は、楽天的でポジティブな性格であり、毎日のテストではフルスコアを出すほどの優秀な運動能力を持っています。彼女は、鬼やラートリー家といった敵対する相手にも、戦うことなく共存することを願い、理想を追求する傾向が強いです。また、彼女は、銃の腕前が非常に高く、ハウスでは年少の子たちと一緒に遊んだり、世話をして、特に慕われています。

彼女は、里親のもとへ行くとされたコニーへ忘れ物のリトルバーニーを届けに、行ってはいけない門へ行ったところ、コニーの「出荷」の瞬間を目にしたことで、孤児院とされていたハウスの真実を知ることになり、ノーマン、レイ、そしてドン、ギルダを味方に加え、子供たち全員での脱獄を目指します。しかし、後に農園の全容を把握し、脱獄の難易度の高さに加え、ノーマンもいなくなった上にギルダに他のプラントの子供たちについて聞かれたことで考えを改め、しばらくは出荷されないであろう4歳以下の子供を残し、5歳以上の子供だけで脱獄する計画に切り替え、2年以内に必ず戻り全プラントの子供を救出すると誓い、フィルにハウスの真実を告げて後を任せます。脱獄の際、発信機の埋め込まれた左耳を切り落とします。

彼女は、後に単身で鬼の頂点と対峙し、食用児解放のための新たな『約束』を締結することに成功しますが、その代償を背負うこととなります。