
「笑いは健康に良い」という言葉があるように、コメディ漫画は日常のストレスを和らげるために欠かせない存在です。そこで今回は、定番のコメディ漫画から人気作品を厳選してTOP10ランキングをご紹介します。笑いあり、感動ありの名作漫画に出会い、心にゆとりを持って日々を過ごしましょう!
10位 ギャグマンガ日和 増田こうすけ

この作品は、卑屈な性格の聖徳太子や松尾芭蕉、事件の発生を待ち望む動物探偵など、一風変わった人物やシチュエーションを一話完結で描いたコメディ漫画です。各エピソードは非常にシュールで、笑いを誘います。また、ストーリーが一話完結なので、読みやすく、気軽に楽しめる点も魅力の一つです。
9位 斉木楠雄のψ難 麻生周一

斉木楠雄は、超能力を持つ男子高校生です。彼は強力で様々な能力を持っており、ほぼ何でもできますが、世界征服などの野望は持っておらず、平穏な日常を望んでいます。しかし、彼を困らせるようなクラスメイトに限って彼を気に入り、彼にからみついてくるため、楠雄は超能力がばれないように苦心しながら、日常の様々な問題を解決していくことになります。
8位 月刊少女野崎くん 椿いづみ

「月刊少女野崎くん」という作品は、浪漫学園に通う女子高生・佐倉千代が、隣のクラスの男子生徒でプロの漫画家・野崎梅太郎に告白し、野崎のアシスタントとして働くことから物語が始まります。
物語は、佐倉が野崎のアシスタント仲間や出版業界の人々と交友を深め、野崎の奇行の数々に振り回されながらも頑張っていく様子が描かれています。佐倉は、野崎が自分のことを異性としてどう見ているのか読めず、悶々とする毎日を過ごすことになりますが、実は佐倉自身が野崎の描く少女漫画『恋しよっ♡』のヒロイン、マミコの外見上のモチーフになっていたという真実を知らされずにいます。
野崎の仕事場では、佐倉のほかにも御子柴実琴、堀政行、若松博隆といった学生たちがアシスタントとして働いており、彼らの交友関係が物語の中心になっていきます。また、演劇部で男役を演じる鹿島遊や、佐倉の友人でがさつな性格の瀬尾結月など、個性豊かなキャラクターたちが登場し、彼らの恋愛模様や人間関係が描かれます。
物語は、野崎の担当編集者である宮前剣と、前任の担当編集者である前野蜜也との腐れ縁や確執、そして前野の雑な仕事ぶりに振り回される漫画家の都ゆかりが、仕事のことを友達に隠しているためにおかしな誤解を広げていく経緯といったサイドストーリーも織り込まれ、野崎とそのアシスタントたちは漫画家としての多忙な日々と、勘違いに勘違いの絡み合った日常を過ごしていくことになります。
7位 それでも町は廻っている 石黒正数

『それでも町は廻っている』は、女子高校生の嵐山歩鳥がアルバイトする喫茶店シーサイドを舞台に、メイド喫茶に転換することから始まります。歩鳥の同級生でメイド喫茶に憧れていた辰野トシ子もシーサイドを訪れ、メイド喫茶とはどのようなものか説教します。トシ子はウキに気に入られ、ウェイトレスとしてアルバイトするようになります。
さらに、歩鳥の幼馴染でトシ子の想い人の真田広章がシーサイドの常連であることが分かり、トシ子はシーサイドでウェイトレスとして働くことを承諾します。しかし、学校に無断でアルバイトをしていた歩鳥とトシ子は担任教師の森秋夏彦にバレてしまいます。しかし、森秋は歩鳥のボケぶりに気を取られ、アルバイトの許可の件は有耶無耶になり、歩鳥とトシ子のアルバイトは半ば公認となります。
ある日、歩鳥は飼い猫に逃げられていた困っていた美少年と出会います。自分を年上と敬わない美少年に戸惑いながらも、逃げた飼い猫を捕まえるために協力しますが、翌日、美少年の正体がトシ子・針原の中学校時代の1年先輩で同じ高校に通う紺双葉であったことが分かります。双葉は人見知りでなかなか他人と関わろうとしない性格でしたが、歩鳥が連れ出してくれたことで友情を育んでいきます。
このように、『メイドさんと僕』では、歩鳥を中心に様々な人物が登場し、少し不思議な出来事を体験しながら高校時代を過ごしていくストーリーが展開されます。
6位 ぐらんぶる 原作:井上堅二 作画:吉岡公威

北原伊織は、海が近くにある大学への進学を機に、叔父が経営するダイビングショップ「グランブルー」に居候することになりました。そこで彼女は、とびきり美しい女性や、酒やスキューバダイビング、そして裸を愛する屈強な男たちと出会いました。元々が馬鹿で無神経かつ鈍感な性格の伊織は、彼らとの暴走にのめり込んでいくことになります。
5位 ヒナまつり 大武政夫

『ヒナまつり』は、金の稼げるインテリヤクザとして成功を収めていた新田義史の前に突如現れた少女・ヒナとの共同生活を描いたコメディ漫画です。ヒナは自分が持つ強力な超能力を見せつけ、新田の家に転がり込んできました。新田は世話焼きな性格から、悪態をつきながらもヒナの面倒を見ることに。ヒナもまた、自分の能力を利用せず、普通の生活を送る新田に少しずつ懐いていきます。しかし、日々の生活は常識外れの大騒動が巻き起こり、やがて第二、第三のサイキック少女たちや、中学校のクラスメイトらをも巻き込みながら、さらに大きく広がっていくのでした。

「ひなまつり」は、ヤクザの抗争というシリアスな要素がある中で、新田がアンズとアンズのラーメンのためにガチギレする姿が面白いと評価されています。また、瞳さんの存在感も素晴らしいとの声があります。一巻目は淡々としたストーリーに感じたが、読み進むにつれて爆笑できる場面もあり、飽きがこないと評価されています。ただ、サブにアンズの表情を傷つけられたことに対して、鉄槌を食らわせたいとの声もありました。登場人物たちが成長し、関係性が変化する中で自由度が上がっており、次巻も楽しみとの意見もあります。
4位 鬼灯の冷徹 江口夏実

『鬼灯の冷徹』は、地獄の日常をコメディタッチで描いた漫画作品です。 閻魔大王に抜擢され、閻魔大王第一補佐官の座にまで上った有能な鬼神・鬼灯が、地獄全272部署を治めるお話です。鬼灯には、衆合地獄主任補佐のお香、張り合っている中国の神獣・白澤、英雄の桃太郎とそのお供、新人獄卒の唐瓜・茄子など、個性豊かな面々が共に過ごします。戦後の人口爆発や悪霊の凶暴化によって混沌とした地獄の中、彼らが繰り広げる日常を描いたコメディ漫画となっています。

『鬼灯の冷徹』は、初めは線が雑で読みづらいと思われるが、実際に読み進めるとその線が作品に『あたたかみ』を与えていることが分かり、愛情を感じる。タイトルと表紙の絵柄から、妖怪モノかと思いきや、シュールなギャグや古の文化や由来を折り込んだ作品であり、一話完結なのも良い。鬼灯のキレのあるツッコミや、動物たちも可愛く、各キャラも個性的で面白い。淡々とした調子から生まれる冴えたギャグや変なキャラに爆笑し、作者様のご意向次第では、感動的なお話も読んでみたいと思う。
3位 働かないふたり 吉田覚

石井守と石井春子は、社会人になるべき年齢にもかかわらず、ニート生活を満喫している。しかし、彼らの周りには、子供たちを溺愛する両親や、学生時代の友人たちなど多くの人々が存在し、彼らの生活は意外にも賑やかである。また、窓越しに彼らの生活を覗く隣人のOL・倉木さんも登場し、人々の輪は徐々に広がっていく。

「働かないふたり」は、異世界ファンタジーとして読むと楽しめる作品である。作品に対するレビューは、イライラするというものが多いが、それは一種の感情移入であると感じる。また、働かない人たちを否定する先入観は押し付けがましいものであると思われる。主人公たちは、ニートとしてぬくぬくと過ごしているが、周りの人たちは変に見下したりしないのでほんわかした雰囲気がある。このような作品は、楽しく暮らしている姿を見て共感できる人にはおすすめであるが、イラつく人には向かない作品である。一方、兄は世界を放浪した経験があるため、人にいい影響を与えることもあるが、兄妹ともどもニートであることに変わりはない。
2位 SPY×FAMILY 遠藤達哉

この物語は、熾烈な情報戦が繰り広げられる中、東国と西国の間に成り立つ仮初の平和を脅かす東国の政治家を追う西国一の凄腕スパイ・黄昏が主人公です。黄昏は偽装家族を作り、東国の名門イーデン校に潜入する任務を受け、精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、孤児院で心を読むことができる超能力者の少女アーニャと出会います。ロイドは彼女を養子にし、イーデン校に合格させますが、次に面接試験に妻役の女性を連れて行くよう指示され、急いでヨル・ブライアという女性と出会います。彼女は殺し屋であり、形式上の恋人を探していましたが、アーニャの好奇心から母親役を引き受け、ロイドとヨルは即席家族としての生活を始めます。三人は互いの利益のために素性を隠しながら、奇妙な家族としての生活を送ることになります。

『SPY×FAMILY』は、往年のスパイコメディ映画を彷彿とさせる、カッコよさと笑いのバランスがたまりません。絵が綺麗なのでカッコいいシーンはとにかくカッコいいし、3人の微妙ズレた、それでいて何故か上手くいってしまう掛け合いがたまらなく面白いです。登場人物の衣装や家具も素敵で、絵の可愛さ見やすさ話の流れが全て良い。特に、アーニャの可愛らしさやヨルの物理的な強さが気持ちよく読める要素となっています。『SPY×FAMILY』は、スパイと殺し屋の夫婦という設定自体は似たようなものはありますが、それ以上にコメディでもあり、ヒューマンストーリーでもある作品です。偽り家族としてのツッコミどころ満載で、笑いの要素はもちろん、本人たちの無意識で芽生えてくる愛情にあたたかくなる素晴らしい作品です。続きが読みたくなる一冊です。
1位 銀魂 空知英秋

「銀魂」という漫画は、江戸時代末期を舞台に、宇宙人である「天人」との攘夷戦争が展開された世界を描いたコメディ漫画です。 天人の侵略によって多くの侍たちが失墜し、幕府も天人の傀儡政権となりました。そこで、剣術道場の跡取りである志村新八が、天人と戦った侍たちからの影響もあり、侍の魂を学ぶために万事屋という事務所で働き始めます。万事屋には、戦闘種族である夜兎族の少女の神楽や巨大犬の定春も転がり込んできます。そして、銀時たちは、江戸の治安を預かる警察組織・真選組や、攘夷戦争で共に戦った盟友たち、神楽の父の”えいりあんばすたー”・星海坊主など、様々な人間たちと関わり合っていくことになります。銀魂は、シリアスな展開とコメディ的な要素が融合した独特の作品です。

『銀魂』は、作者の空知英秋による日本の人気漫画作品です。物語は、宇宙の支配者である「天人」と人類が織り成す、人間と天人が共存する異世界の江戸を舞台に展開されます。主人公である坂田銀時をはじめ、万事屋の面々が繰り広げるおかしな事件やバトル、そして時には感動的なエピソードが描かれています。
個人的には、銀魂はその独特のギャグセンスや狂気的なストーリー展開に魅了されました。また、登場人物たちのキャラクターがとても魅力的で、それぞれに深い人間性が描かれていると感じました。物語は、笑いあり、感動あり、そして時にはシリアスな展開もありますが、そのバランスが絶妙で、一度読み始めるとハマってしまうこと請け合いです。
『銀魂』は、不条理な世界観やドタバタな展開、繊細な心理描写など、様々な要素が詰まった傑作漫画作品だと思います。漫画が好きな人にはもちろん、コメディやアクションが好きな人にもオススメできる作品です
以上が、定番のコメディ漫画人気ランキングTOP10です。どの作品も魅力的なキャラクターたちやユーモアあふれるストーリー展開が楽しめるので、ぜひ一度手に取ってみてください!